鉄部
ペンキの塗り方
門扉・フェンス・シャッター・ガレージ・物置き・鉄骨・建具・パイプ
■手順
使用前に塗料を充分にかきまぜてください。
- フタを開ける前に缶を逆さにして充分振り動かしてください。元に戻し、フタを開け塗料を角棒や平板などで缶の底の方まで充分にかきまぜます。色ムラもなく、性能を充分に発揮できます。
- 色見本の色を目安に、充分に撹拌されているか確認してください。
1.下地調整
塗る面のゴミ、油分、さび、かび、ワックスなどをとり除きます。また、塗装面が充分乾燥していることを確認してください。
塗りかえの場合、ハガレかけている塗料はワイヤーブラシなどで充分にとり、サンドペーパーで凹凸を少なくします。強く付いてハガレない塗料は、その上にそのまま塗ってください。
さびのひどいところは充分にさびを落とし、下塗りとして「さび止め塗料」を塗りますと、より強い仕上がりが得られます。
スーパー油性 さび止め スーパー油性 エポキシさび止めスプレー スーパー水性 カラーさび止めマスキングテープや古新聞などを使って、塗料がつかないようにカバーしておきます。
他のところについた塗料は乾かないうちに、塗料で指定されたうすめ液(ペイントうすめ液 、ラッカーうすめ液 、水道水など)でぬらした布でふきとります。
乾いてからではなかなかとれません。
2.塗り方
入り組んだところやせまいところを小バケで先に塗り、広いところは後から平バケ、ローラーバケで塗るようにします。
塗ったあとは乾くまで手で触れたり、雨水やホコリがかからないように注意してください。
塗る時間のめやす
1日で塗り上げるには、午前中に下地処理を行ない、塗装は午後3時頃までに仕上げるようにしてください。夕方からの塗装は、夜露がかかったりして、塗料の性能を充分に発揮できません。
また、夏など、とつぜんの雨が予想される時もさけましょう。1日ですべてを行なわず、2〜3日くらいにわけて作業するのも方法です。
塗料を混ぜて調色するには
塗料の混合は、同じメーカーの同じ銘柄について行うようにしてください。調色して作った色と同じ色を再度調色するのは大変困難です。あらかじめ塗装する面積にみあった量より多めの量を調色しておいてください。濃い色は、白や黄色のようなうすい色を加えてもなかなかうすくならない傾向があります。また、逆にうすい色は濃い色を少量加えるだけでも色調が強く出る傾向があります。
3.後片付け
使いおわった用具は、古新聞などで、よくふきとった後、使用した塗料で指定されたうすめ液で洗いましょう。
あまった塗料は、缶のフタを固くしめ、一度逆さまにして、元に戻してから日の当らない所、湿気の少ない所、幼児の手のとどかない所にしまってください。
ご注意(使用方法と取り扱い上の注意)
- 天気予報を確認し、晴天の続く日を選んで塗装してください。
- 気温が5℃以下、降雨、降雪の恐れのある時、湿度の高いとき(85%以上)、風の強い時は塗装を避けてください。夜露がおりて結露する季節は早め(午後3時頃まで)に塗り終えてください。
- 自動車、高級家具、テーブル、床などには使用しないでください。
- 使用する前には、容器の中の塗料を十分にかき混ぜてください。
- 取り扱い中は汚れてもよい服装で手袋やマスクを着用し、皮ふにふれたり口や目に入らないようにしてください。また、有機溶剤が含まれていますので塗装中、乾燥中ともに換気をよくしてください。
- 火気のあるところでは塗らないでください。
- 使用した用具は、使用後すぐ、使用した塗料で指定されたうすめ液で洗ってください。
■保管と廃棄
- 子供の手の届かないところに保管し、誤飲、誤食をしないように注意してください。
- 残った塗料はきっちりふたをして、直射日光を避けて保存してください。
- 容器は中身を使い切ってから、各自治体の分別方法にしたがって処分してください。
- やむを得ず塗料を捨てるときは、火気のない屋外で、新聞紙等に塗り広げ、完全に乾いてから一般ゴミとして処分してください。
■材料
塗料
塗装用具
ハケ類
ローラーバケ
すじかいバケ
小バケ
下地調整用具
受け皿
皮スキ
サンドペーパー
ワイヤーブラシ
ハケ洗い用バケツ
養生用品
マスキングテープ
汚れ防止用新聞紙